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7月8日の意見交換会が開かれました(写真は開始前の意見発表者側)。
意見発表者側

参加者(意見発表者)は12名。 
 首長   3名(北杜市、佐久市、佐久穂町)、 業界4(うち北杜市1)、
 住民代表 3(うち北杜市1)、  市民団体 2(レインボーの会、やつなんの会)
 傍聴者 24(うち北杜市14名)

まず、国交省関東地方整備局道路部の池田道路部長の挨拶です。 
まるで 机の上で、ここにも道路があると便利だからと線を引いて、作ろうとしているとしか聞こえませんでした。国交省が考えることに間違いはないという姿勢でした。

そして、いよいよ会議のはじまりです。
第3者の立場に立つコーディネータの井上赫郎(かくろう)氏が
「計画段階評価、要するにまだ計画が決まっていない段階で検討するということです」と発言。
これまでの、高速ありきの進め方に釘をさしてくれたように思いました。

そして、席順に参加者の意見発表が始まりました。

●最初に、「環境・景観の保全」についての意見
長野側は、高速必要、早期実現で一致。 
景観も大事だと皆が発言し、工法などで最善を尽くして解決できるとの意見。 
首長で、元気だったのは、佐久市長。中部横断自動車道ができれば、活断層のないこの内陸部に企業を誘致できるなど、高速の明るい物語。 
佐久穂町は、国道141号しかないので、医療面、災害時のためにも、高速が必要であると訴えた。

北杜市の白倉市長は、「投資効果から考えると、旧清里有料道路や、国道141号の改良案があると思う」と発言。 今まで全く認めなかった国道141号の言及は、市長選を意識した発言に聞こえました。
旧清里有料道路について発言を求められた時は、更にトーンダウンしました。

業界代表者は、仕方なくこの場に来たという感じ。救急医療に安心、トラックは予定通りに運べるなどの一般論で、高速への熱い思いは伝わって来ませんでした。
 
対照的に、北杜市住民と地域団体の3人の意見は、大変インパクトがありました。
 ・そもそも高速道路が必要か。
 ・高速に反対はしていないが、八ヶ岳南麓に作ることに反対している。 
 ・八ヶ岳の魅力は景観と自然であり、日本の財産。
 ・その一番のviewポイントに作ろうとしている。
 ・この景観と自然があるから、別荘族や移住者が多く、
   地域経済に大きくプラスの効果をもたらしている。
 ・高速は、別荘や新住民が多い地域であり、計画した時と状況は一変している。
 ・高速計画自体の説明が、一度もされていないため、知らない人がまだ多い。
 ・説明会を北杜市で開いてほしい。

*コーディネータのまとめ
・医療、物流、観光、海を見たいなどから、高速の必要性。
・最大の資産は、景観と環境。
・北杜市は別荘がある特殊な地域。今後は別荘居住者の扱いが課題。
・さらなる議論が必要


●次に「旧清里有料道路の活用」についてのテーマに移りました。

長野側全員が、旧清里有料道路は危険、高速としてどうかとの懸念。
たびたび通行止めになるような高速では困る。
長期的視野からは、ルートの変更も含めて、フルの高速整備を希望。
「危険・ルート変更」という発言が何度もありました。

北杜市(山梨県)の白倉市長は、
「国が決めるルートについて述べるのは僭越だと思う。
コスト面から考えると、国道141号は考えられないか、また旧清里有料道路はどうかと考えている」と発言。
すると、コーディネータから、僭越ではないので、意見を述べて下さいと。

旧清里有料道路を強力に推す県と市の立場とはいえ、議事録に残ることを考えると、
あの傾斜と急なカーブを考えれば、安全に問題はないと言い切れなかったのかもしれません。

山梨側の住民と市民団体の意見は:
 ・清里有料道路は、すでに便利な生活道路となっている。
 ・最高の観光スポットである。 
 ・深い川俣渓谷にかかる橋が本当に安全なのか。
 ・斜度に加え、霧、凍結など、高速として安全性の確保ができない。
 ・旧清里有料道路は、八ヶ岳南麓地域にはデメリットしかない。
 ・委員に現地視察をしてほしい。

*コーディネータのまとめ
・日常道路であり、危険であるというみなさんの意見から、
  旧清里有料道路の活用はどうなんでしょう。

早期実現 vs 長期的視野にたち、慎重に検討が必要だとおもいます。
今日の意見交換会については、私が、小委員会にきちっと報告いたします。

これで、意見交換会は終わりました。

外に出ると、反対に集まった人たちが、「考え直してください」と、市長らにアピール。
そして、発表者や傍聴者から、会議の報告が行われました。
外の反対集会


この意見交換会を傍聴して感じたことは:
・参加者12名のうち反対者は3名。しかし、3人の内容は濃く、ひときわ目立っていた。
  北杜市住民の声が小委員会に届くのではないかと期待する。

・旧清里有料道路の危険性を長野、山梨ともに指摘したことは、委員会も検討せざるおえないのではないか。推薦したのは、唯一、北杜市長だけだった。

・国交省が初めて、住民の意見に耳を傾けようとしているように感じた。
特に、北杜市民の意見を聞こうとしているように感じた。

・北杜市長が、いままで頑なに、旧清里有料道路を推し、国道141号はありえないと言っていたにも関わらず、国道141号に2度も言及した。


一方的に国が決めた意見交換会でしたが、お互いの意見を聞く機会であり、有意義であったみんな思ったようでした。
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